愛馬エクストラシチー 第9戦



3月21日 中山8R 500万下 ダート1200m は、

13着/11番人気。

どーしたエクストラシチー。

追い切りの良さが実戦に出ない。

低迷しているアイオロスシチー・ダブルダンスシチーと共に、

矯正の旅に出るか・・・(涙)。

(2009年3月23日完結)

2009年3月20日作成

●エクストラシチーの追い切り情報(2009年3月20日作成)

前走前 2月18日 美浦南D 良馬場 馬なり余力

鈴来直人
5F 68.9
4F 53.7
3F 40.1
1F 13.9[6]


3月11日 美浦南 ニューポリトラック 良馬場 一杯

助手
6F 80.9
5F 65.4
4F 51.1
3F 38.5
1F 13.7[4]


3月18日 美浦南D 良馬場 一杯

国分優作
5F 67.1
4F 52.0
3F 38.0
1F 12.7[5]

 3月11日、ニューポリトラックで追われました。終いを要していますが、全体的にはいい時計で、やはり関東の水が合っているのかも知れません。

 3月18日、本番で騎乗するジョッキーが跨って追われました。特筆するほどではないにせよ、元々まったく追い切りで動かなかった馬ですから、これだけ動けば、素直に期待していいのではないでしょうか。私ほっさんの追い切り評価は「B−」で、いつもの「D」ではありません。数段いい状態と見ます。

●気になる出馬想定表

●中山ダート1200mコース解説

 向正面2コーナー奥の芝の地点からのスタート。芝コースから発馬の上、緩やかながら下り坂を駆け下りて3コーナーに飛び込むため、テンから加速がつきやすい。
 芝の部分を長く通れるため、外枠の方が有利と言われている。確かに実際に7〜8枠の成績は良いのだが、この要因はスタート地点だけの問題ではない。砂を被ったり、揉まれたりしないで先行できる点にもある。内枠の馬でもテンのダッシュ力が速く、すんなりハナを奪うことができれば、そのまま押し切れる。逆に内枠で先行できずに中団以降に置かれると、外から他馬に被せられて苦しくなる。
 ゴール前に急坂はあるものの、基本的には逃げ・先行馬が有利。3〜4コーナーを回り直線入り口で逃げ馬が後続馬を大きく突き放してしまうことも珍しくない。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント テンのダッシュ力、枠順
種牡馬ベスト サクラバクシンオー、アフリート、アジュディケーティング
連対騎手ベスト ペリエ、横山典弘、武豊、柴田善臣、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒7 1分13秒6 1分13秒0 1分12秒6
2歳未勝利 1分13秒6 1分13秒3 1分12秒5 1分13秒0
2歳500万 1分12秒2 1分12秒4 1分12秒4
3歳新馬 1分13秒9 1分13秒2 1分13秒2 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5 1分12秒8 1分13秒3 1分12秒9
3歳未勝利 1分13秒5 1分13秒1 1分12秒7 1分12秒8
3歳500万 1分12秒5 1分12秒2 1分11秒8 1分12秒2
古馬500万 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒0 1分12秒1
古馬1000万 1分11秒8 1分11秒4 1分11秒1 1分11秒1
古馬1600万 1分10秒9 1分11秒0 1分10秒7 1分10秒0
古馬オープン 1分10秒6 1分10秒0 1分09秒1

●騎手は新人の国分優作騎手!!

 以下は3月5日にキャロットクラブHPのオッキオディガットに掲載された記事の一部です。


 国枝厩舎所属の国分優作騎手は、見習いの時にマツリダゴッホなどの重賞ウィナーの調教をつけた経験もあり、アイルランド特別大使賞を受賞した期待のかかるジョッキーです。応援よろしくお願い致します。


 というわけで、キャロットクラブの所属馬に初騎乗ということで、会員向けに騎手の紹介がされていました。友駿ホースクラブは、極力HPの近況は手短に報告されており、こういった情報は全く掲載されません(いや、単に何も知らないだけなのか)ので、国分優作騎手を知る貴重な情報ではないでしょうか。

 ただ、これを見ると相当やりそうですが、デビューからここまで10鞍騎乗して、いまだ3着以内は1度もありません。今回エクストラシチーで初勝利をあげ、一生思い出のとして国分優作騎手の記憶に残ってくれたらなぁと思います。

●出馬確定表

出馬確定表 3月21日 中山8R 500万下 ダート1200m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
イナズマレオ 勝浦正樹  2/28 500万 小倉芝1200 12 12
エクストラシチー 国分優作  2/22 500万 京都ダ1400 16 15 13 11
オンワードシュネル 郷原洋司  2/28 500万 中山ダ1200 12
クロースハーモニー 川島信二  2/21 500万 東京芝1800 13 15 12 15
サイレントパンサー 内田博幸 12/21 500特 中京芝2000 18 15 11 12
ショウナンカザン 柴田善臣  9/07 500万 新潟ダ1200
タケデンスキップ 伊藤直人  2/15 500万 小倉ダ1000 11 12 15 10
タツタイコウ 後藤浩輝  2/22 500万 京都ダ1400 14 14 10
トゥルーノース 鷹野宏史  1/31 500万 東京ダ1400 14 14 13
ハタノワイズ 柴山雄一  3/01 500万 阪神ダ1200 15 14
パワートップスター 丸山元気  2/15 500万 東京ダ1300 15 16
ムーンボー 田中勝春  2/28 500万 小倉ダ1000 10 13 15
メイキンマジック 大野拓弥  3/03 交流 大井ダ1200 12 10 12
ライセンシー 吉田豊  9/13 500万 札幌芝2000 15 12 11
リネンスタイル 村田一誠  2/28 500万 小倉芝2000 14 16 12 10 11
ルードボーイ 黛弘人  6/21 500万 函館ダ1000 11 10 14

騎手の太字は乗り替わり。

●ほっさん予想

イナズマレオ

 芝でもダートでもパンチ不足。5着が精一杯。

エクストラシチー

 前走はしんがり負けもこれは心室細動を発症したもので、好位につけるなどレースぶりは悪くなかった。関東転厩後は追い切りの動きも良く、私は勝ち負けまで意識している。

オンワードシュネル

 中央では勝ち切れず地方転厩も地方では2連勝。前走は中央再登録後の初戦だが、6着と好走。脚抜きのいい馬場とはいえ時計も速く、今回は人気の一角。

 調教師は色気たっぷりだが、なんだこの追い切りの動きは・・・。

クロースハーモニー

 このクラスの安定勢力もここ3戦は全く見せ場なし。追い切りの動きも悪い。

サイレントパンサー

 昇級してからは、12、11、18着と全くいいところなし。地方交流戦でも7着。本来”消し”だが、鞍上はウチパクで!?今年のGTジョッキーが良くこの馬に乗ったなぁという感じ。追い切りも前々動いていない。

ショウナンカザン

 このクラスでも2、5、3着と堅実。しかし、今回は6か月半の長期休養明け。能力は認めるも。そして追い不足。

タケデンスキップ

 明らかに地味。入念に追いこまれ、動きも悲観するほどではないが・・・。

タツタイコウ

 前走はエクストラシチーと同じ京都ダート1200m。そこで14番人気14着と大敗。心室細動発症し最下位に敗れたエクストラシチーとどちらが力上位とは言えないが、人気になりようがない。

 しかし、こんな馬に後藤浩輝騎手!?そんなに乗る馬がないのか。

 追い切りは強くしっかりと追えているのは評価できる。

トゥルーノース

 現級勝ちがあるも、ここ3戦は13、14、14着と散々。ついに騎手も一線級から厩舎所属の鷹野宏史騎手に。追い切りも平凡で厳しい。

ハタノワイズ

 昨年3月に現級勝ちも8か月の休養を挟み能力激減??14着15着で全くいいところなし。時計も悪くもう限界なのか。調教師もいまだに良い時と比べてまだ及ばないと言っている。こんな馬は無視したい。

パワートップスター

 前走、中央転厩初戦は中央のスピードについて行けず16番人気15着と大敗。一変は考えづらい。成島英春調教師がすでに白旗状態。

ムーンボー

 ここ5戦は8着が精一杯。追い切りはメンバーの中では良く見える方。

メイキンマジック

 前走は交流戦で12番人気8着とまったく。陣営も雨に縋るなど超弱気。

ライセンシー

 前走から6か月半ぶり。その2走前も1年以上の休養。近走の内容からもいきなりはないだろう。今回初ダート。追い切りでは終いひと息なので、先行できなければお終い。

リネンスタイル

 もはや、このクラスで完全に頭打ち。追い切りも地味。

ルードボーイ

 地方からの転厩馬も中央ではさっぱり。そこから今回は9か月の長期休養明け。無理。調教師も1度使ってからだと言っている。
なし
なし
エクストラシチー
ショウナンカザン、タツタイコウ、オンワードシュネル
 こんなにメンバーに恵まれているのですから、よほど下手に乗らない限りは5着以内にくるでしょう。大きな声では言えませんが、エクストラシチー中心に馬券もそこそこ買うつもりです。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「混戦模様」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
エクストラシチー
ハタノワイズ △△
ライセンシー
クロースハーモニー
メイキンマジック
サイレントパンサー △△
タツタイコウ
オンワードシュネル △△
ショウナンカザン
イナズマレオ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ショウナンカザン 3.5
ハタノワイズ 5.4
オンワードシュネル 5.7
サイレントパンサー 7.4
タツタイコウ 7.5
ライセンシー 8.0
中略
エクストラシチー
ルードボーイ
*は50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エクストラシチー 70 59 47


デイリー馬三郎

予想印

◎ ショウナンカザン
○ ハタノワイズ
▲ オンワードシュネル
△ エクストラシチー

以下省略

●陣営のコメント

エクストラシチー

 「心室細動の前走は参考外。その影響はないから、うまく先行できればチャンスはありそう。」(平井雄二調教師・デイリー馬三郎)

 「心室細動明けだが攻めは順調に積めた。スピードはあるので前で競馬ができれば粘り込みもある。」(吉田助手・大阪スポーツ)

これ以降は3月23日に作成

●レース 

 スタートは外枠の馬の方が良く見えますが、1枠2番のエクストラシチーは追っつけ追っつけで前を目指します。ダート1200mですし、減量騎手騎乗ですし、その作戦がベストでしょう。

 1番人気のショウナンカザンがハナを奪います(結局1着)。2番手はハタノワイズ(結局4着)、3番手はオンワードシュネル(結局9着)という隊列になります。エクストラシチーはそれらのすぐ後ろ、4番手の最内をキープ。絶好位と思えました。

 ところが、4角に入る頃には鞍上国分優作騎手の手が激しく動き、もう脚色がなくなります。そのまま流れ込んで13着でフィニッシュ。先行したこと以外は、まったくいいところがありませんでした。こんな馬ではないはずなのに・・・。

●時計の評価

 勝ち馬でさえ、平均勝ちタイムから遅いタイムで、実に平凡以下のお粗末なメンバーの中でのこの失速。もちろん相手云々ではなく、エクストラシチーは自分との戦いですが、ちょっと内容がなさすぎですね。当然危機感を感じます。

●レース後の騎手のコメント

 「道中はスムーズで心房細動の影響も無かったようですが、粘りがありませんでした。」(国分優作騎手・友駿ホースクラブHP)

●今後の展望

 以前は追い切りでは動かずにそれなりの成績を残していた馬。現在は追い切りは動いているのに実戦ではさっぱり。オーバーワークなのでしょうか。そうでなければ・・・。

 覇気がない、勝ち目がないから成長を待つ意味で長い間、放置プレイをされていたのでしょうか。宮本博調教師は馬房の回転は下手(言い過ぎか)ですが、馬を見る目や仕上げる能力は素晴らしい調教師です。その方が、転厩直前に交流戦にこだわったように能力的な限界が来ているのかも知れません。思ったほど成長しなかったとか・・・。

 今後、どうなるかわかりませんが、すでに5歳でダートも芝も試されて、一通りのことはされています。引退という文字が出てくる覚悟をしなければならないでしょう。

●最後に

 馬には3歳夏頃に成長が止まってしまう馬と、そこからも成長していく馬があります。私はエクストラシチーは追い切りでも動いているように成長しているとは思うのですが、成長に伴い、馬が走る気をなくしている気がします。これは、長い間、実戦から離れていた影響が大きいと思いますが、これも運命ですし、途中を言ってももはや仕方ないと思っています。

 まだ9回しか走っていないのが残念ですが、大きな山場を迎えていることは間違いないでしょう。出来ればどこかで大駆けしてきっかけを作って欲しいですが、あまり走らないと維持管理費の問題もありますし、厳しいんでしょうね。

 正直ドキドキしながらクラブHPの近況を開けています。

最後までご愛読ありがとうございました。

2009年3月20日作成 23日加筆
エクストラシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら!

2009年 2月22日 第8戦 500万下 京都ダ1400m (16着/15番人気)

2008年11月30日 第7戦 500万下 京都ダ1200m (13着/12番人気)

2008年 8月 3日 第6戦 筑紫特別 500万下 小倉芝1200m (8着/9番人気)

2008年 7月20日 第5戦 500万下 小倉ダ1000m (11着/9番人気)

2007年 6月30日 第4戦 500万下 函館ダ1000m (4着/7番人気)

2007年 6月16日 第3戦 500万下 函館ダ1000m (7着/3番人気)

2007年 5月12日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m 初優勝!! (1着/7番人気)

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